令和4年度 プレス情報
地域インフラは総力戦で ~福井県コンクリート診断士会 第130回研修~
掲載新聞 |
建設工業新聞 |
掲載日 |
令和5年03月24日 |
【記事抜粋】
福井県コンクリート診断士会の2022年度のオープンセミナーが福井市で開催され、会員と一般が熱心に聴講した。
今回のテーマは「持続可能な社会に向けた、これからのインフラの維持管理」で、県土木部の平林透副部長と富山市の植野芳彦政策参与
(植野インフラマネジメントオフィス代表)が講演した。
平林副部長は「福井県道路メンテナンス これまでの10年間の取り組みと今後」と題し話し、地域インフラは総力戦であり、
17市町にも維持管理に対する主体性や自立性を求めた。また、参加者の意見や質問にも応え、再劣化は永遠で、減築も視野。
行政(発注)側の専門性の確保へ、人事異動の在り方も課題と指摘した。
また、植野政策参与は、「持続可能な社会へのインフラ・メンテナンス」について話し、橋梁のトリアージ(選択と集中)を指摘し、
更新全体を統括するマネジメントが不可欠であると強調した。人材の育成なども強調し、社会的な使命は住民の安全・安心な暮らしと
持続可能な社会を守ることにあると述べた。