令和3年度 プレス情報
高速道路の更新やDX推進など ~福井県コンクリート診断士会 オープンセミナー開く~
掲載新聞 |
建設工業新聞 |
掲載日 |
令和4年03月16日 |
【記事抜粋】
福井県コンクリート診断士会(山川博樹会長)は11日、令和3年度のオープンセミナー「予防保全を含めた維持管理の時代に向けて」を開催した。
会場は、福井市宝永3丁目の県国際交流会館で。約60人が聴講した。会員外からも積極的に参加し、熱心に耳を傾けた。
講師は2人。大規模更新が進む高速道路の最前線と、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を取り上げた。
西日本高速道路の大城壮司氏(技術本部技術環境部構造技術課)は、橋梁の計画や設計、耐震、大規模更新などを紹介。長崎自動車道の日見夢大橋や、東九州自動車道津久見川橋、
第二名神高速道路信楽第7橋などを具体的に詳説。まとめとして、氏の問題関心を抱く、「ひび割れで鉄筋は錆びやすくなるのか?ASRでコンクリート構造物の弾性係数は低下するのか?
保全分野は、まだまだ分からないことが多い」と率直に話した。
続いて、大成建設の大友健氏(土木本部土木技術部)が、コンクリート工のDXや、PRISM2020の試行概要、生コン情報電子化の会社実装、生産性と品質の向上などを分かりやすく紹介した。
国交省のコンクリート工生産性向上検討協議会を受け、生コン情報電子化のクラウド利用や、CIMモデルとの連携など、最新システムについて解説した。