コンクリート診断士は、コンクリート構造物の維持管理に貢献します。

平成27年度 プレス情報

平成27年度 プレス情報

インフラ維持管理の重要性を再認識 〜笹子トンネル事故から学ぶ〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成28年3月2日

記事抜粋

福井県コンクリート診断士会(石川裕夏会長)が主催するコンクリート診断技術セミナーが2月29日、福井市手寄のアオッサで開かれた。東京工業大学大学院の二羽淳一郎教授が笹子トンネル事故の事例を交えながら、経年劣化する社会インフラとその整備のあり方について講演。参加者は悲惨な事故を繰り返さないためにも、インフラ構造物の維持管理の重要性を再認識した。
同セミナー(共催/県建設技術公社)は、会員以外も聴講できるオープン形式で、コンクリート構造物の維持管理をともに考えようという企画。会員や他県のメンバーほか、一般も合わせ約120人が受講した。
二羽氏は土木学会副会長、日本コンクリート工学会副会長、プレストレストコンクリート工学会会長、土木学会コンクリート委員会委員長などを歴任。笹子トンネルの天井板崩落事故に関する調査・検討委員会の委員も務めた。金沢市出身。

 

他地域から学ぶ維持管理と診断士の役割 〜福井診断士会が静岡、石川、広島と研修会〜

掲載新聞

新建新聞

掲載日

平成27年12月15日

記事抜粋

インフラ施設の維持補修が本格化する中、コンクリート診断士の役割が日増しに高まっている。そんな状況下、全国の中でも先進的な取り組みを実践する福井県コンクリート診断士会(石川裕夏会長)は12月3日福井市内で、「他地域での維持管理の取り組みや事例を学ぶ研修会」を開催。日本コンクリート診断士会の林静雄会長(東京工業大学名誉教授)の特別講演と静岡、石川、広島の診断士会会長とのパネルディスカッションを行った。
 
林会長は「建築分野では平成7年の阪神大震災後、耐震補強が急激に広がったように、土木分野でもインフラの維持管理が本格化しつつある。全国で1級建築士は約6万人といわれているが、コンクリート診断士は1万人ほどしかいない。だからこそ、コンクリート構造物に関わる技術者の基礎資格であり、そのためには建築士との連携が不可欠になる」と総括した。
 
パネルディスカッションでは、コンクリート構造物における維持管理の課題や、自治体への技術支援、市民へのコンクリート診断士の啓蒙普及についてなどが討議された。

 

電気防食工の知見深める 〜甲楽城高架橋、河野大橋を見学〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年12月12日

記事抜粋

福井県コンクリート診断士会(石川裕夏会長)は10日、南越前町の越前海岸沿いに架かる甲楽城高架橋および河野大橋で電気防食工事の現場見学会を開き、コンクリート構造物の塩害劣化対策で現在最も高い信頼性を持つ電気防食工法への知見を深めた。
 
まず最初に見学した一般国道305号甲楽城高架橋は、築造から45年が経過し潮風や海水により床版や側面内部の鉄筋が腐食。田中建設(越前市)がA1からP2までの2径間の電気防食工事を受注し、公共工事では日本初となるモール陽極設置工事を採用した。
 
次に見て回った河野大橋は、築後約37年が経過。17径間のポストテンション方式単純T桁橋(全橋長460メートル)で、このうち14径間の電気防食工事が完了し供用済み。残る3径間を日本ピーエス(敦賀市)、田中建設、冨士土建(鯖江市)が溝切工法のチタンリボンメッシュ方式で施工中。

 

構造設計士とのコラボに期待 〜コンクリート診断士会の役割考える〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年12月4日

記事抜粋

福井県コンクリート診断士会(石川裕夏会長)主催の「他地域での維持管理の取り組みや事例を学ぶ研修会〜他地域から学ぶこれからの維持管理とコンクリート診断士の役割〜」が3日、福井市のアオッサで会員120人が参加して開かれ、コンクリート診断士の社会的意義を改めて考えた。
 
東京工業大学名誉教授で日本コンクリート診断士会長の林静雄氏が「建築においてコンクリート診断士に期待すること」と題して特別講演。林氏は、構造設計建築士はコンクリート劣化診断をしてくれるパートナーとしてコンクリート診断士を必要としており、両者のコラボによる可能性を期待。その上で、コンクリート診断士にも、もっと建築の知識を身につけてほしいとした。
その後、静岡県、石川県、広島県の各診断士会の会長が地元での維持管理の取り組みと活動事例を紹介。パネルディスカッションでは、石川会長が診断士の地位向上に向け、技術の研さんに加え、一般市民への広報強化も必要とした。

 

長橋の電気防食工学ぶ 〜コンクリート診断士会と合同〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年11月28日

記事抜粋

福井県道路構造物保全協会(筧純治会長)の第2回現場研修会は26日、福井市長橋町の沿岸部に架かる一般国道305号「長橋」(P2橋脚下部工・P1〜P2間上部工)において開催された。
今回は県コンクリート診断士会(石川裕夏会長)と合同で行われ、協会員と賛助会員のほかコンサルタント、さらに発注元である県福井土木事務所の担当者ら計45人が参加し、延命化を図る電気防食工事の陽極被覆工、溝切削工、陽極設置工を中心に学んだ。
 
また作業が進む実際の現場に出向いては、橋梁下の吊足場の上から、電気防食のモニタリング装置や陽極の設置個所など、工事進ちょく50%で施工途中にしか見ることのできない各種装置の実物を間近に確認した。改善センターに戻り質疑応答も活発に行われ、施工者から改めて、コンクリート構造物の電気防食が鋼材に電子を与え、鋼材界面のイオン化(腐食反応)を抑制する有効な方法だとアピールした。

 

補修法へ理解深める 〜林道橋メンテ研修 初開催〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年10月23日

記事抜粋

林道橋メンテナンス研修が20日、大野市で開催され、同士会メンバーや自治体職員が参加し、林道荒島線・荒島橋の補修工事現場を訪れ、非破壊検査試験の実習や橋梁の補修工法などを熱心に学んだ。
現場実習に先立ち、参加者らは、大野市役所で同士会が講師役を担ってコンクリート林道橋の維持補修事業の現状やコンクリートの基礎知識に関する講習を受けた。
研修冒頭、県森づくり課の坂川清参事が挨拶し「高度成長期に集中整備されたインフラの老朽化が今後見込まれる中、12年度の中央自動車道笹子トンネルの崩落事故を受け、全国的にメンテナンスの気運が高まっている」と述べた
 
その後の現地実習では荒島橋を教材として、コンクリート構造物内の鉄筋や埋設物などを調査する方法の一つ、電磁波レーダ法を実際の機器を用いて学ぶなどし参加者らは補修工法の知識を深めた。

 

先人の知恵と技術に感銘 〜アカタン堰堤、山中トンネルを見学〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年10月21日

記事抜粋

福井県コンクリート診断士会(石川裕夏会長)は19日、南越前町内で明治時代に築造されたアカタン砂防堰堤群および旧北陸本線トンネル(山中トンネル)の見学会を開催した。今から100年以上も前につくられた構造物は今も確かにその姿を残し、参加者らは先人の知恵と技術の高さに感銘を受けた。
 
この日、参加者は同町の体験型施設「リトリートたくら」に集合し、館内でアカタン堰堤群を管理する「田倉川と暮らしの会」の伊藤喜右エ門代表から概要説明を受けた後、現地に移動。現地では堰堤群の中域に位置する「奥の東堰堤」と「松ケ端堰堤」を見て回り、実際に土砂崩れで発生した石(自然の石)を高さ7メートルまで積み上げた「野面積み」や、1つの石を6つの石で囲んで応力分散させた「亀甲積み」、また山際の傾斜と自然の岩盤を利用した水通しなど、当時の技術の高さに驚いていた。
 続く山中トンネルでは、まず施工業者が今回の補修工事で採用した裏込注入工法と止水工法を紹介。裏込注入工法では注入材となる硬質ウレタンの発泡試験も行われた。その後、参加者はトンネル内に入り、アーチ部が「長手積み」、側壁部が「イギリス積み」で正確に構成されることや煉瓦の剥落、漏水状況なども確認しながら作業現場に到着。補修工程を間近に見学した。

 

診断能力向上へ経験共有 〜技術交流会開く 福井県コンクリート診断士会〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年10月5日

記事抜粋

福井県コンクリート診断士会(石川裕夏会長)は2日、鯖江市の嚮陽会館で毎年恒例の「技術交流会」を開催した。会員それぞれが取り組んでいるコンクリート診断事例の発表が行われ、互いの技術向上、発展を追求する場とした。
交流会は今回で10回目を数え、会員約70人が参加。石川会長は冒頭のあいさつで、「交流会の目的は二つあり、一つは会員間、技術者同士のネットワークを育むこと。他の会員がどんな業務を経験しているかを知り、助言や相談、情報交換ができる素地を生み出したい。もう一つは会員の経験を皆で共有し、それぞれの診断能力の向上を図ること。他の会員の業務経験を自分の取り組みに重ね合わせ、今後の診断に活かしてほしい」と期待を込めて述べた。

 

JCI インフラドックFSで報告 〜「診断士とは車の両輪」〜

掲載新聞

セメント新聞

掲載日

平成27年8月31日

記事抜粋

日本コンクリート工学会(JCI)「コンクリート構造物のインフラドック構築フィージビリティ調査研究委員会」(委員長・大津政康熊本大学教授)はこのほど2年間の活動結果を報告書(CD-ROM)にまとめ、これに合わせて7月30日、東京・神楽坂の東京理科大学森戸記念館で「コンクリート構造物の最先端診断技術に関するシンポジウム」を開催した。
 
地域診断士会の活動事例として石川裕夏福井県コンクリート診断士会会長が登壇し、「地域の材料で建造され、地域の気候環境の下に置かれているコンクリート構造物は、地域の人間の手で管理されるべきとの思想から、地域の自治体との連携を重視する『福井方式』で活動を行ってきた。今では発注者に診断士の意義や能力を認めていただき、資格要件化のみならず、診断士養成の受験講座などの取り組みにも予算を出していただけるまでになった」と紹介。
ところが、「国土交通省による民間資格登録制度で、診断士が橋梁の点検業務のみの登録となったことで、苦労を重ねて培ってきた信頼関係が損なわれ、資格要件なども見直されてしまうのではと強く危惧している。診断士の間でも動揺が広がっている。JCIにはなんとしても、再申請によって診断業務での登録を実現するよう要請するとともに、現在進めている対策や検討の状況についても情報公開をお願いしたい」と述べた。

 

コンクリート診断士会が講師役 〜福井県道路メンテ研修会 第2回開く〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年8月26日

記事抜粋

福井県道路メンテナンス会議の15年度第2回研修会はこのほど開かれ、福井県コンクリート診断士会が講師役を担ってコンクリートに関する基礎知識を座学により伝授した。福井市越廼公民館で。
まず同士会の石川裕夏会長がコンクリート構造物の維持管理の基礎知識について3大損傷の塩害、アルカリ骨材反応(ASR)および凍害の具体的な事例を挙げながら分かりやすく紹介した。
 
続いて同士会の原幹夫副会長はコンクリート橋の劣化原因について話し掛けた。同橋の変状と調査方法、橋梁定期点検マニュアルに基づく劣化評価なども紹介した。
さらに、この後の現地実習では国道305号線上の長橋の橋脚を教材として、コンクリート構造物内の鉄筋や埋設物などを調査する方法の一つ、電磁波レーダ法を実際の機器を用いて学び、ASRを低コストで即座に判定するゲルステイン法などの効力についても知識を深めた。

 

非破壊検査試験を実習 〜県道路メンテ研修第2回 50人超参加〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年8月24日

記事抜粋

福井県道路メンテナンス会議の第2回研修会は21日、福井市長橋町の国道305号線上、長橋で行われ、同橋の主桁端部のひび割れなど損傷補修に採用される補修工法を学び、非破壊検査試験の実習にも取り組んだ。会議関係機関の道路担当者ら52人が参加した。
 
参加者は講師役の県コンクリート診断士会と福井土木事務所担当者の説明を聴き、採用された注入・充填工法や断面修復工法、電気防食工法の施工手順や効果などを確認。また現地実習に先立ち、越廼公民館では座学にも臨んだ。

 

VOICE 〜福井県診断士会の石川会長〜

掲載新聞

コンクリート工業新聞

掲載日

平成27年8月6日

記事抜粋

「コンクリート構造物の維持管理こそ地産地消で行う必要がある」と話すのは福井県コンクリート診断士会の石川裕夏会長。
 
福井県診断士会は発足当初から「診断士の地域ブランド化」を理念として掲げている。その実現には「地元自治体との連携強化を進めることが重要」と石川会長は話す。福井県診断士会では講師派遣などを通じてそれを実践し、県の業務における診断士資格の要件化を実現するなど成果を上げている。

 

北電敦賀火力で現場見学 〜福井県コンクリート診断士会 フライアッシュ製造〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年7月31日

記事抜粋

福井県コンクリート診断士会(石川裕夏会長)は29日、石炭火力本体事業の副産物として発生するフライアッシュの供給現場を体験し、より一層その優位性に理解を深めようと敦賀市泉の北陸電力敦賀火力発電所へ見学に出掛けた。正会員ら約60人が積極的に参加し、高さ200メートル大の煙突がシンボルで存在感のある施設ながら、市内の会員も身近ではあっても初めて内部に入る貴重な機会となった。

 

記録蓄積はインフラの財産 〜福井県道路メンテ会議 峯川繁副所長に〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年7月30日

記事抜粋

この会議を主唱する福井河川国道事務所の峯川繁副所長(道路・管理担当)を事務所に訪ね、昨年度に続く今会議の意義や抱負を改めて聞いた。
 
昨年5月の会議発足以降、現場実習も併せた研修会開催の回数が計12回にも及ぶ積極性について「近畿圏内でも福井は一番うまく展開しているのではないか。県や市町のご努力はもちろん学識者や県コンクリート診断士会の助言サポートがとっても有り難い」などと好循環を分析。同席した竹沢幸英道路管理課長と片山喜生保全企画係長も県を軸にうまく運営し、参加者の意識レベルの高さを率直に評価した。

 

ひび割れ状況など現地確認 〜県道路メンテ会議 今年度初の研修会開く〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年7月13日

記事抜粋

福井県道路メンテナンス会議の今年度1回目となる研修会は10日、福井市内の足羽川に架かる板垣橋を教材に行われ、橋脚や橋げた、床版のひび割れ状況などを近接目視し、健全性の度合いを示す診断結果(数値)を記録用紙にまとめるなど点検作業の習熟に努めた。
 
今春異動の職員も初参加で慣れない業務ながら、みな真剣な表情で臨み、ハンマーで剥離状態を確認したり、上からの水漏れ経路に腐食との因果関係を探ったり、講師を務める公社や県コンクリート診断士会スタッフの的確なアドバイスに耳を傾けながら、部材ごとに補修の必要性を見極めていた。

 

社会的地位向上へ 地域密着活動を 〜福井県コンクリート診断士会 定期総会開く〜

掲載新聞

建設工業新聞

掲載日

平成27年7月2日

記事抜粋

福井県コンクリート診断士会(石川裕夏会長)の15年度定期総会は6月30日、福井市宝永の県国際交流会館で開かれ、まずはコンクリート診断士の社会的地位の向上を目指し、県道路メンテナンス会議との協調など地域密着型の活動を積極展開するとした今年度事業計画案などを了承した。
 
今年度事業計画によると、継続教育を充実し会員のスキルアップを図るほか、地元自治体との連携や協働の模索、県道路メンテナンス会議との協調など、地域密着型の地域貢献活動を推進し診断士の認知度向上に努める方針。


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