コンクリート診断士は、コンクリート構造物の維持管理に貢献します。

平成28年度 活動の記録

平成28年度の活動

平成28年度コンクリート診断技術セミナー 〜コンクリート構造物の維持管理に関わる我々に必要なこと〜

(第83回研修会)

 

日時:
 

平成29年3月10日(金)14時〜
 

会場:

 

福井市地域交流プラザ

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

共催:

 

公益財団法人福井県建設技術公社

 

内容:
 
 
 
 
 
 

講演1
「歴史に学ぶコンクリートの未来像」
(講師:株式会社アクロス・ザ・ドア建築研究所 共同主宰 鳴沢 晴美 氏)
 
講演2
「対話が生み出す誇りとやりがい 〜維持管理の魅力や価値の伝え方〜」
(講師:日経BP社 建設局 編集委員 西村 隆司 氏)

 


 


 


 

 年度末恒例のコンクリート診断技術セミナーを開催。今回が12回目の開催で、お二人の講師からご講演を頂いた。
 最初に行われた鳴沢氏の講演「歴史に学ぶコンクリートの未来像」では、古代ローマで用いられたコンクリートの材料や当時の建造物の特徴、イタリアにおける維持管理の取り組み、日本とイタリアの文化や考え方のちがい、イタリアにおける最先端のコンクリート技術などについての講話を頂いた。動画や音楽、美しい写真がふんだんに用いられた講演を通じて、コンクリートの歴史的価値や技術の変遷、コンクリートの文化的関わり、コンクリート建造物の美しさを再認識することができた。
 また、続いて行われた西村氏の講演「対話が生み出す誇りとやりがい 〜維持管理の魅力や価値の伝え方〜」では、建設分野の広報の現状と課題、広報を行ううえでの大事なこと、広報の成功事例など、これからの広報のあり方などについて多くの示唆を頂いた。一般市民に対して、維持管理の重要性をいかに伝えるかは我々にとって大きな課題であり、そのヒントを得る貴重な機会となった。
 参加者からは、「歴史に学ぶことの重要性を痛感しました。歴史や文化など、通常聞けないテーマでよかった。」、「我々の活動の認知度向上のためにも、広報の勉強が必要であることと強く感じる貴重な機会となった。」などの感想も頂き、今回も非常に有意義なセミナーとなった。
 鳴沢氏が講演の最後に伝えられた「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。(ダーウィン)」の言葉を胸に、我々も常に新たな変化を生み出したい。

 

九頭竜川浄化センター 防食被覆工事 現場見学会

(第82回研修会)

 

日時:
 

平成29年1月12日(木)14時〜
 

会場:

 

九頭竜川浄化センター

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

内容:

 
 
 
 
 
 

@工事概要の説明
(説明者:福井県三国土木事務所下水道課 林 泰正 氏)
 
A現場見学
(説明者:福井県三国土木事務所下水道課 西端 宏明 氏)
 
B質疑応答

 


 

 新年早々に現場見学会を開催。本年度開催の研修会として、実に9回目の開催となる。
 今回の見学会では、九頭竜川浄化センターの下水施設の対策工事を見学した。この下水施設では、硫化水素による劣化や中性化、塩害の予防保全として、防食被覆工事が行われている。見学会では、施設の劣化の状況や対策工事の概要説明のあと、下水処理施設内に入り、防食被覆工事の前処理として行われているウォータージェットによるハツリ作業やコンクリートの劣化の状況を見学した。
 当見学会を通して、下水処理施設の構造や処理工程、下水施設で生じやすい劣化の現象を学んだほか、下水処理施設で行う対策工事の概要やウォータージェットによるハツリ作業の留意点などについて理解を深めた。この現場では、下水施設独特の強い臭気が漂う過酷な環境下で対策工事が続けられており、下水施設の維持管理の大変さを知る機会にもなった。下水処理施設を対象とした見学会は、今回が初めてであったが、質疑も多く、とても気付きの多い見学会となった。

 

コンクリートの診断に有用な化学分析的手法とその適用例に関する研修会

(第81回研修会)

 

日時:
 

平成28年12月9日(金)14時〜
 

会場:

 

福井市地域交流プラザ

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

内容:

 
 
 
 
 
 
 

講演 第T部
「コンクリートの診断に用いる化学分析手法の原理と特徴」
「コンクリートに見られる変状とその原因解析の事例」
(講師:株式会社太平洋コンサルタント 技術調査室 沢木 大介 氏)
 
講演 第U部
「RFID埋め込みセンサーによる腐食のモニタリングについて」
(講師:株式会社太平洋コンサルタント 営業部 田中 秀和 氏)

 


 

 化学分析的手法の特徴とその適用事例を学ぶ研修会を開催。コンクリート構造物の詳細調査で用いられる化学分析的手法の特徴や適用事例を学んだ。
 今回の研修会では、化学分析による診断を数多く行われている太平洋コンサルタントの沢木技術調査室長をお招きし、化学分析手法の特徴や適用方法などを事例を交えてわかりやすくご説明を頂いた。化学分析手法は、コンクリート構造物の診断において、近年、その利用頻度が高まっており、今回の研修会は、その適用方法を学ぶ貴重な機会となった。
 また、あわせて田中副部長からは、「RFID埋め込みセンサーによる腐食のモニタリング」に関する講義も頂き、センサーを用いた最新の維持管理技術についても学ぶことができた。
 いずれの講義も最新の知見を交えた中身の濃い内容で、多くの新しい知識を吸収することができる貴重な機会となった。

 

セメント系補修・補強材料に関する研修会

(第80回研修会)

 

日時:
 

平成28年11月17日(木)14時〜
 

会場:

 

福井県国際交流会館

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会・一般社団法人セメント協会

 

後援:

 

公益財団法人福井県建設技術公社

 

内容:

 
 
 
 
 
 

講演 第T部
「補修・補強対策の一般、補修工法の選定、断面修復工法」
(講師:一般社団法人セメント協会 コンクリート普及専門委員会 徳永 健二 氏)
 
講演 第U部
「補修・補強工法と材料、補修した構造物の耐久性とLCC他」
(講師:セメント協会 コンクリート普及専門委員会 五十嵐 数馬 氏)

 


 

 セメント協会との共催によるセメント系補修・補強材料に関する技術講習会をオープン形式で開催。セメント協会が発刊する技術資料「すぐに役立つセメント系補修・補強材の基礎知識」の改訂が行われことを受け、平成19年以来の福井での開催となった。
 今回の技術講習会では、セメント系補修・補強材料の種類や材料特性、施工の方法から品質管理試験の方法まで、多岐にわたる内容の講演が動画を交えてわかりやすく行われた。
 近年、福井でも、このセメント系補修・補強材料の使用実績が増えており、参加者にとって、セメント系補修・補強材料の正しい知識を得る貴重な機会となった。官公庁関係者など、本会会員以外の方も含めて約100名が集う大変盛況な講習会であった。

 

福井県道路メンテナンス会議の学生向け現場学習会に講師を派遣

(福井県道路メンテナンス会議への協力、福井県土木部との協働)

 

日時:
 

平成28年11月14日(月)13時30分〜
 

会場:

 

国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所および板垣橋

 

主催:

 

福井県道路メンテナンス会議

 

内容:

 
 
 
 

@福井県で生じているコンクリート構造物の劣化に関する座学研修
(講師:福井県コンクリート診断士会 石川 裕夏 会長)
 
A橋梁を対象とした点検実習および非破壊検査試験などの実習
(講師:福井県コンクリート診断士会 山川 博樹 副会長、出口 一也 監査役 ほか)

 


 


 


 

 福井県道路メンテナンス会議からの依頼を受け、福井大学、福井工業大学、福井工業高等専門学校の学生さん向けの現場学習会を開催。本会から講師7名を派遣し、そのうえ、なんと!橋梁点検車も用意して臨んだ。
 福井河川国道事務所での座学のあと、板垣橋に移動し、橋梁床版下面の打音調査やひび割れ調査などの橋梁点検実習のほか、非破壊検査機器による鉄筋探査、中性化試験(ドリル法)、ASRゲルステイン法などの実演、実習を行った。
 40名ほどの学生さんや先生が参加され、現場学習会を熱心に受講。現場でも質問も多く、興味深げに実習に臨んで頂いた。
 今回の学習会を通じて、学生の皆さんには、コンクリート構造物の劣化の状況や維持管理に取り組む我々の仕事について、さらには、コンクリート診断士の存在について、理解を深める機会にしてほしいと思う。そして、今回の参加者のなかから、将来一緒にコンクリート診断士会で共に活動する仲間が一人でも多く出てきてほしい。
 

国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所 Facebookのページ

 

石川県コンクリート診断士会の設立10周年記念事業に参加

(他地区のコンクリート診断士会との協働)

 

日時:
 

平成28年11月9日(金)14時〜
 

会場:

 

KKRホテル金沢

 

主催:

 

石川県コンクリート診断士会

 

 


 

 石川県コンクリート診断士会の設立10周年事業に石川会長が参加、設立10周年を祝った。
 10周年事業は、記念式典、記念講演会、記念祝賀会の順に進められ、これまでの10年の活動を振り返りながら、参加者同士が交流を深めた。
 福井県コンクリート診断士会と石川県コンクリート診断士会は、お隣同士ということもあり、北陸三県コンクリート診断士会推進連携事業など、これまで互いに交流や連携を図ってきた。これからも、これまで以上に互いに協力をしながら会の活動を推し進め、会の活動目的であるコンクリート診断士の社会的地位向上に寄与したい。
 石川県コンクリート診断士会の設立10周年を心よりお祝い申し上げます。

 

非破壊検査および化学分析法に関する研修会

(第79回研修会)

 

日時:
 

平成28年10月28日(金)13時30分〜
 

会場:

 

株式会社M・T技研 福井事業所

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

内容:

 
 
 
 
 
 

@非破壊検査の実演・実習
 
AASR簡易判定法(ゲルステイン法)の実演・実習
 
B化学分析手法の説明・実演
 
(説明者:株式会社M・T技研 小林 宏成 氏 ほか)

 


 

 非破壊検査と化学分析法を学ぶ研修会を開催。電磁波レーダーによる鉄筋探査や超音波によるひび割れ深さ測定、衝撃弾性波による部材厚さ測定などの非破壊検査の手法のほか、ASRゲルステイン法やSEM分析法など学んだ。
 非破壊検査やASRゲルステイン法の研修については、実習も交えて頂き、参加者は実習を通じて各種試験の方法や留意点を習得した。非破壊検査機器に初めて触れられる会員も多く、コンクリート診断士会ならではの大変貴重な研修会となった。

 

大分県コンクリート診断士会の設立10周年記念事業に参加

(他地区のコンクリート診断士会との協働)

 

日時:
 

平成28年10月7日(金)13時〜
 

会場:

 

ホルトホール大分

 

主催:

 

大分県コンクリート診断士会

 

 


 

 大分県コンクリート診断士会の設立10周年を記念して行われた技術講習会および記念祝賀会に石川会長が参加。大分県コンクリート診断士会の行事への初めての参加となった。
 技術講習会では、自治体関係者ら約150名もの参加者が集い、大分県コンクリート診断士会の佐藤会長をはじめとする3名の方の講演が行なわれた。また、その後に行なわれた10周年記念祝賀会は、関係団体や関係機関の代表らが多く集い、互いに親睦を深めた。
 大分県コンクリート診断士会は、コンクリート診断士会で唯一のNPO法人であり、参加者に対する”おもてなし”の姿勢がすばらしく、おもてなし精神が溢れた周年事業でもあった。
 大分県コンクリート診断士会の設立10周年を心よりお祝い申し上げます。

 

平成28年度技術交流会 〜会員によるコンクリート診断事例の発表〜

(第78回研修会)

 

日時:
 

平成28年9月7日(水)13時〜
 

会場:

 

鯖江市嚮陽会館

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

内容:

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

@ちょっと変わった損傷のご紹介
(株式会社サンワコン 山崎 修二 氏)
 
Aコンクリート打放し擁壁に発生した黄鉄鉱含有骨材による変状
(コンクリートテストスタッフサービス 山口 富士男 氏)
 
B維持管理における変状構造物の合理的説明事例
(中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社 平 俊勝 氏)
 
C越前海岸沿岸部における橋梁補修設計の事例
(株式会社サンワコン 西坂 友大 氏)
 
D二重着色法(ゲルステイン法)によるASRの判定および進行程度の推定
(株式会社M・T技研 嶋瀬 敬祐 氏)
 
Eコンクリート補修工事における理想と現実
(北陸ロード株式会社 福井事業所 兼上 智博 氏)

 


 

 毎年恒例の技術交流会を開催。今回も、施工会社会社や建設コンサルタント会社、調査会社など、6名の方に自身の業務の経験をご発表頂いた。
 いずれの発表も自身の経験に基づいた興味深い内容で、発表後の質疑応答や意見交換も活発に行なわれた。
 この技術交流会は、現場に携わる実務者の本音を聞ける貴重な研修会である。会員には、この事業を通じて、異業種間のネットワークをさらに深めてもらうとともに、コンクリート診断士としての資質をさらに高めるきっかけにしてもらいたい。

 

フクイ建設技術フェア2016への出展

(広報活動)

 

日時:
 

平成28年8月31日(水)・9月1日(木)
 

会場:

 

福井県産業会館

 

主催:

 

建設技術フェア実行委員会

 

 


 

 毎年恒例のフクイ建設技術フェアに、今年もブースを出展。パネル展示を中心に本会のこれまでの取り組みや国交省選定の「グッドプラクティス(インフラを支える優れた実践事例)」に本会の活動が選出されたことなどを紹介した。 
 多くの方にお越し頂き、お越し頂いた方のなかには、本会への入会を希望される方もおられた。
 ご来場頂いた皆さん、ありがとうございました!

 

株式会社日本ピーエス PC工場見学会

(第77回研修会)

 

日時:
 

平成28年8月4日(木)13時30分〜
 

会場:

 

株式会社日本ピーエス 本社・敦賀工場

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

内容:

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

@十郷橋のDVD鑑賞
 
A工場概要の説明
(説明者:株式会社日本ピーエス 中島 亨 氏)
 
B工場見学
(説明者:株式会社日本ピーエス 中島 亨 氏、中川 信治 氏)
 
C報告「フライアッシュコンクリートのプレテンションPC桁への適用性検討」
(講師:株式会社日本ピーエス 天谷 公彦 氏)
 
D質疑応答

 


 


 


 

 株式会社日本ピーエスさんのPC工場を見学。
 今回の見学会では、工場責任者の丁寧な説明を受けながら、PC桁やPC床版などのPC製品の製造作業の状況、品質管理の状況などを見学させて頂いた。写真などでしか見たことのない設備や鉄筋の組み立て状況、PC製品の構造などを間近で見ることができ、多くの新たな技術情報や気づきを得ることができた。
 また、見学会にあわせて、日本で最初のプレテンション方式PC橋となる十郷橋の施工状況に関するDVDの鑑賞や「フライアッシュコンクリートのプレテンションPC桁への適用性検討」に関する講義も行っていただき、PC技術を導入した先人達の取り組みやフライアッシュを用いた最新技術についての理解も深めた。
 今回のPC工場の見学を通して、参加者らは多くの学びや刺激を得ることができ、大変有意義な見学会となった。

 

コンクリート診断士受験対策セミナーを開催・講師を派遣

(コンクリート診断士の受験者支援、(公財)福井県建設技術公社との協働)

 

日時:
 
 
 

四択対策…平成28年5月28日(土)13時20分〜
 
論文対策…平成28年7月9日(土)12時50分〜
 

会場:

 

福井県中小企業産業大学校

 

主催:

 

公益財団法人福井県建設技術公社

 

後援:

 

福井県コンクリート診断士会

 

講師:
 
 
 

四択対策…福井県コンクリート診断士会 副会長 原 幹夫
 
論文対策…福井県コンクリート診断士会 会長 石川 裕夏
 

 


 

 本年度のコンクリート診断士受験対策セミナーを開催。今回も、ほぼ満員の状況に・・・。
 例年通り、四択対策と小論文対策の2日に分けて開催し、模擬試験および模擬試験の解答解説を行った。受講者の皆さんには、模擬試験に真剣に取り組んで頂き、その後の解答解説にも熱心に耳を傾けて頂いた。
 本年度の参加者アンケートでは、「本番さながらに時間をとった模擬試験が良かった。うる覚えのところが良くわかった。(四択対策)」、「予備校のような、分かりやすくポイントを絞った内容でしたので、とても助かります。(小論文対策)」などの感想が聞かれた。
 また、その一方で「セミナーの開催がもう1〜2週間早ければ有難い。(小論文対策)」といった率直な要望も頂いた。今回のアンケートの結果を謙虚に受けとめ、来年度以降の受験対策セミナーの企画に生かしたい。
 本年度も、多くのコンクリート診断士が誕生しますように・・・。

 

コンクリート構造物の劣化をどう診るか 〜パネラーからの挑戦状〜

(第76回研修会)

 

日時:
 

平成28年6月29日(水)15時20分〜
 

会場:

 

福井県国際交流会館

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

内容:

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

パネルディスカッション
「コンクリート構造物の劣化をどう診るか 〜パネラーからの挑戦状〜」
 
<パネラー>
 福井県コンクリート診断士会 副会長 原 幹夫 氏
 福井県コンクリート診断士会 副会長 山川 博樹 氏
 福井県コンクリート診断士会 監査役 出口 一也 氏
 福井県コンクリート診断士会 幹事  川崎 敏明 氏
 福井県コンクリート診断士会 幹事  中山 伸一 氏
 福井県コンクリート診断士会 幹事  安本 倫章 氏
 
<コーディネーター>
 福井県コンクリート診断士会 会長  石川 裕夏 氏

 


 


 


 

 会員によるパネルディスカッション「コンクリート構造物の劣化をどう診るか 〜パネラーからの挑戦状〜」を開催。
 本会史上最強のパネラー(自称ですが・・・)が、劣化したコンクリート構造物の写真を提示し、劣化の原因や取るべき対策などを会場に質問。その回答を会場の参加者に答えてもらい、さらに意見交換をパネラー陣と会場で行うというながれで進行した。
 パネラー陣からは、酸性雨による劣化の事例や偏土圧によって変状が生じたトンネルの事例など、かなり難しい問題が出題されたが、いずれの問題も会場のどなたかが正確に回答。全てのパネラーが、会場の回答者に撃破され、今回は「パネラー陣の完敗!」であった。
 この研修会は、今回初めての企画であったが、一つの劣化の事象に対して、いろんな業種の方がそれぞれの考えで率直な意見を交わすことのできる非常に有意義な時間となった。
 次回は、「このままでは終われない!本気になった パネラー!! リベンジ編」を企画したい。

 

平成28年度 定期総会

 

日時:
 

平成28年6月29日(火)14時〜
 

会場:

 

福井県国際交流会館

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

議事:
 
 
 
 
 
 
 

第1号議案 平成27年度 事業報告ならびに収支決算
 
第2号議案 福井県コンクリート診断士会 会則の改正
 
第3号議案 平成28〜29年度期 役員の改選
 
第4号議案 平成28年度 事業計画ならびに収支予算
 

報告:
 

日本コンクリート診断士会 第7回定時社員総会について
 

 


 

 発足13年目、平成28年度のスタートとなる定期総会を開催。
 平成27年度会員アンケートの集計結果などの報告が行われた後、平成27年度の事業報告・収支決算、会則の改正、役員の改選、平成28年度の事業計画・収支予算の議事が行われ、全ての議案が承認された。
 今回の定期総会では、学術会員の制度を新たに設けることも承認され、今後、福井県内の大学や高専と交流を深めていくことを確認した。新たな会員も加わり、正会員は118名、賛助会員(個人)8名、賛助会員(法人)31社となった。

 

静岡コンクリート診断士会の設立10周年記念事業に参加

(他地区のコンクリート診断士会との協働)

 

日時:
 

平成28年6月24日(土)13時10分〜
 

会場:

 

グランシップ

 

主催:

 

静岡コンクリート診断士会

 

 


 

 静岡コンクリート診断士会の設立10周年を記念して行われた研修会および記念パーティーに石川会長が参加。設立総会以来の静岡行きとなった。
 最初に行なわれた研修会では、自治体関係者ら130名もの参加者が集う中、横浜国立大学の藤野陽三先生をはじめとする4名の方の講演が行なわれた。10周年にふさわしい充実した内容の研修会で、質疑応答も活発に行なわれていた。
 また、その後に行なわれた10周年記念パーティーでは、会員を中心に50名ほどが参加され、これまでの10年の活動を振り返りながら互いに懇親を深めた。途中、参加者全員のスピーチも行なわれ、和やかでアットホームな雰囲気のなかで、講師の方々をはじめ、参加者同士の交流を深めることができた。
 静岡コンクリート診断士会の設立10周年を心よりお祝い申し上げます。
 

当10周年記念事業の詳細はコチラ(静岡コンクリート診断士会HP)

 

北陸電力 富山新港火力発電所LNG本体工事 現場見学会

(第75回研修会)

 

日時:
 

平成28年5月19日(木)13時〜・5月26日(木)13時〜
 

会場:

 

北陸電力 富山新港火力発電所建設所

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

内容:

 
 
 
 
 
 

@富山新港火力発電所LNG本体工事の概要説明
(説明者:北陸電力株式会社 明石 秀司 氏 ほか)
 
A現場見学
(説明者:北陸電力株式会社 西田 勝幸 氏 ほか)
 
B質疑応答

 


 


 


 

 北陸電力富山新港火力発電所LNG本体工事の現場を2日間に分けて見学。
 当工事は、富山新港火力発電所の石炭火力をLNG火力にリプレースするプロジェクトで、今回の見学会では、LNGバース(杭式桟橋)工事やLNGタンク(PC地上式)工事、取水庭・循環水管工事の施工状況を見学させて頂いた。
 当現場では、石炭火力発電所から排出されるフライアッシュを有効活用したASR対策や低熱セメントを用いたマスコンクリート対策などが行われていたほか、斜め土留め工法や桟橋でのジェケット工法といった最新の技術が数多く用いられており、見学会を通して、多くの新たな技術情報を得ることができた。また、現場の安全衛生面での徹底した取り組みにも感銘をうけた。
 火力発電所のリプレース工事という、なかなか見ることのできない大型プロジェクトの施工現場の見学を通して、多くの刺激を得る貴重な機会となった。

 

橋梁点検研修会

(第74回研修会)

 

日時:
 

平成28年4月25日(月)13時〜
 

会場:

 

鯖江市嚮陽会館および豊橋

 

主催:

 

福井県コンクリート診断士会

 

内容:

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

@福井県橋梁定期点検マニュアルについて
(講師:福井県コンクリート診断士会 監査役 出口 一也)
 
A橋梁点検時の着目点について
(講師:福井県コンクリート診断士会 濱岡 弘二)
 
B橋梁点検車のデモ・概要説明
(講師:福井県コンクリート診断士会 濱口 亮)
 
C豊橋にて橋梁点検の実習と点検結果の解説
(講師:福井県コンクリート診断士会 濱岡 弘二)

 


 


 


 

 平成28年度、最初の研修会。
 一昨年に、5年に1回、近接目視を基本とする点検が法制化されたことをうけ、県内でも点検業務が随時行なわれている。当研修会は、橋梁を対象として、点検時の留意点や点検の判断基準を学ぶ目的で開催した。
 研修は、座学と実習に分けて行い、前半の座学では、「福井県橋梁定期点検マニュアルについて」や「橋梁点検時の着目点について」の講義を行い、橋梁を点検する際のポイントを写真などで学んだ。橋梁の構造形式によって、点検時の着目点が変わることや水の影響を考慮することなどについて理解を深めた。
 また、後半に行なわれた実習では、橋梁点検車の特徴や特性を学んだほか、実橋で実際に点検を行い、互いの意見交換などを通じて点検時のポイントや判断基準を明確にした。
 67名もの会員が集う盛況な研修会となった。


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