平成26年度の活動
平成26年度コンクリート診断技術セミナー 〜鉄道コンクリート構造物 強靭化の取り組みと課題〜
(第64回研修会)
日時: |
平成27年3月9日(月)15時〜 |
会場:
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福井市地域交流プラザ
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主催:
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福井県コンクリート診断士会
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共催:
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公益財団法人福井県建設技術公社
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内容: |
講演「鉄道コンクリート構造物 強靭化の取り組みと課題」 |
毎年恒例のコンクリート診断技術セミナーを開催。このコンクリート診断技術セミナーは、会員以外の方も参加が可能なオープン形式のセミナーで、本会の発足2年目から毎年行っているセミナーである。今回が節目となる10回目の開催となった。
本年度は、JR西日本常務技術理事の松田好史氏をお招きし、「鉄道コンクリート構造物 強靭化の取り組みと課題」というテーマでご講演を頂いた。この講演では、鉄道構造物の特徴や鉄道構造物の長寿命化と維持管理のこれまでの取り組み、過去に起こった地震被害の状況や南海トラフ地震対策など、多岐にわたって詳細にご講演を頂いた。
今回のセミナーを通じて、鉄道構造物は、道路構造物と異なり迂回ルートを設けての工事や運休による対応が非常に困難であるため、維持管理を通じて健全な状態を保持し続けることが重要であることや過去の地震被害から得られた知見をふまえて新たな対策を常に講じることが大事であることなどを学ぶことができた。安全・安定輸送を使命とする鉄道事業者の責任感や社会的使命、誇りを強く感じる講演で、参加者にとって非常に有意義なセミナーとなった。
私をスキーに連れてって in スキージャム勝山
(会員交流事業)
日時: |
平成27年3月1日(月)10時40分〜 |
会場:
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スキージャム勝山
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主催:
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福井県コンクリート診断士会
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内容: |
ひたすらスキー。みんなで楽しく滑りまくり。 |
会員交流事業として、「私をスキーに連れてってinスキージャム勝山」を開催。あいにくの雨&雪の空模様となりましたが、会員7名と子供1名が元気に参加。
「30年ぶりのスキーだ!」と、工事現場用の防寒着を着て参加された方もおられましたが、これがまた皆さんウマイ!皆さん、パワフルに、そして休みなくスベリ続け、笑いの絶えない楽しい交流スキーになりました。
でも、スキーだけでなく、研修会もちゃんと来てくださいね・・・。
榎坂トンネル 補修工事 現場見学会
(第63回研修会)
日時: |
平成27年2月16日(月)13時30分〜 |
会場:
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榎坂トンネル
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主催:
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福井県コンクリート診断士会
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内容:
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@工事概要の説明 |
本年度4回目となる現場見学会。今回の見学会では、榎坂トンネル補修工事を見学した。この現場では、ひび割れ・漏水対策工や断面修復工、連続繊維シート内臓パネルによる内面補強工、トンネル裏込注入工などが行わており、当日はこのうちの裏込注入工の発泡状況デモンストレーションや内面補強工事の状況を見学した。
裏込注入工の発泡デモンストレーションでは、ビーカーを用いた発泡実演を参加者の目の前で行っていただき、発泡の状況を確認したほか、当現場得で用いられている特殊ウレタン系注入材料の特徴などを学んだ。また、内面補強工事が行われているトンネル内の見学では、実際にパネルを設置する施工状況を見学し、施工の手順や接着剤の充填確認の方法についての理解を深めた。いつものように質疑応答も活発に行われ、大変ためになる見学会となった。
万代橋 橋脚耐震補強工事 現場見学会
(第62回研修会)
日時: |
平成26年12月24日(水)13時30分〜 |
会場:
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万代橋
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主催:
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福井県コンクリート診断士会
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内容:
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@工事概要の説明 |
本年度3回目の見学会。今回は、福井県道路メンテナンス会議の研修会と合同での開催となり、万代橋の橋脚耐震補強工事を見学した。橋脚耐震補強工事といえば、鉄筋コンクリート巻立工法や鋼板巻立工法を用いるケースが多いが、この現場は、補強後の河積阻害率をできるだけ小さくすることを主眼にポリマーセメント吹付工法が採用された特殊な事例であった。
当見学会では、ポリマーセメント吹付工法の施工手順や留意点などの詳細な説明を現場を見ながら受けたほか、実際にポリマーセメントを吹き付けている状況を見ることができた。ポリマーセメントを吹き付けている施工の様子を間近で見る機会はなかなかなく、吹付工のイメージをつかむ大変ありがたい見学会となった。現場を見学しながら、道路メンテナンス会議の研修会として参加されていた自治体の職員の方も意見交換や情報交換を行うこともでき、まさにクリスマスイブにふさわしい見学会であった。
本年度は、現場見学会強化年であり、見学会はまだ続く・・・。
青戸の大橋 床版補強工事 現場見学会
(第61回研修会)
日時: |
平成26年12月12日(金)13時〜 |
会場:
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青戸の大橋
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主催:
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福井県コンクリート診断士会
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内容:
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@工事概要の説明 |
本年度2回目の見学会として、青戸の大橋の床版補強工事を見学。この現場では、アラミド繊維を用いた繊維補強シートによる床版補強工事が行われており、今回の見学会では、接着前の状況と接着後の状況、さらには接着を行う作業の状況を見学することができた。繊維補強シートによる補強工事の施工手順や留意点に関する知識を深めることができたほか、繊維補強シートの長所や短所についても確認することができた。
繊維補強シートによる床版補強工事の見学会は、今回が初めてで、大変貴重な見学会となった。
鯖江大橋および清水山橋 橋梁補修工事 現場見学会
(第60回研修会)
日時: |
平成26年11月18日(火)13時〜 |
会場:
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鯖江大橋および清水山橋
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主催:
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福井県コンクリート診断士会
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内容:
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鯖江大橋 橋梁補修工事 現場見学会 |
本年度最初の現場見学会。今回は、鯖江大橋と清水山橋で行われている橋梁補修工事をそれぞれ見学した。
鯖江大橋の橋梁補修工事では、現場見学時にシラン系含浸材によるコンクリート表面含浸工が行われており、施工時の留意点を確認するとともに、その特長についても把握することができた。
また、清水山橋の橋梁補修工事では、鋼板接着工によるT桁間の剥落防止工事が行われており、桁間で鋼板接着工を適用する際の苦労や難しさを理解することができた。あわせて、当現場では劣化の状況を近接で確認することもでき、橋梁で生じやすい劣化を確認することもできた。
同様の橋梁補修工事は、当現場以外でも県内随所で行われており、今後の業務に役立つ現場見学会であった。
複合作用による床版劣化の実態調査委員会の報告会・賛助法人による最新技術発表会
(第59回研修会)
日時: |
平成26年11月7日(金)13時30分〜 |
会場:
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福井県国際交流会館
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主催:
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福井県コンクリート診断士会
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内容:
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第T部 「ASRと輪荷重の複合作用による床版劣化の実態調査委員会の報告会」 |
ASRと輪荷重の複合作用による床版劣化の実態調査委員会(土木学会中部支部)の報告会および福井県コンクリート診断士会による賛助法人による最新技術発表会を開催。
前半の部で行われた床版劣化の実態調査委員会の報告会では、ASRと輪荷重の複合作用による床版劣化の状況や、FWDと呼ばれる衝撃荷重載荷試験による現場試験とその解析に関する報告が行われた。解析を中心にした最新の研究に関する有意義な報告会となり、参加者は、床版劣化の現状や現場載荷試験、解析手法等についての理解を深める機会となった。
後半の部で行われた賛助法人による最新技術発表会は、本会として初めて行う企画で、賛助法人が保有する最新の技術を紹介して頂いた。今回は、4社の賛助法人の方々からご発表を頂いたが、いずれの発表も実際の現場で用いられている技術で、大変興味深い内容であった。今回ご発表頂いた技術を今後使ってみたいという感想も聞かれるなど、大変有意義な発表会となった。
実態調査委員会の報告会でご発表頂いた皆さん、賛助法人発表会でご発表を頂いた賛助法人の皆さん、大変ためになる貴重なご発表を頂きありがとうございました。
平成26年度技術交流会 〜会員によるコンクリート診断事例の発表〜
(第58回研修会)
日時: |
平成26年9月17日(水)13時〜 |
会場:
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NOSAI福井会館
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主催:
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福井県コンクリート診断士会
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内容:
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@鋼橋の拡幅および補強工事例 |
数えること9回目となる技術交流会を開催。この技術交流会は、会員に自身の診断業務や維持管理に関する業務の経験を発表頂く研修会で、業務経験からしか得られない現場の情報を会員で共有するとともに、会員同士の技術的なネットワークを育む目的で開催している。
今回も、官公庁関係者や施工会社、調査会社など、5名の方に発表を頂き、興味深い内容の発表会となった。質疑応答も活発に行われ、今回も非常に有意義な技術交流会となった。
フクイ建設技術フェア2014への出展
(広報活動)
日時: |
平成26年9月3日(水)・4日(木) |
会場:
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福井県産業会館
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主催:
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建設技術フェア実行委員会
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フクイ建設技術フェアに本会のブースを例年通りに出展。本会発足後の10年のあゆみなどをパネル展示で紹介した。今回も、一般市民の方も含め、多くの方にブースにお越しいただいた。
お越し頂いたみなさん、ありがとうございました。
福井県市町職員向け橋梁点検講習に講師を派遣
(福井県道路メンテナンス会議の一環、福井県土木部との協働)
日時: |
平成26年8月12日(火)13時30分〜 |
会場:
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板垣橋
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主催:
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福井県道路メンテナンス会議
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毎年行われている福井県土木部主催の福井県市町職員向けの橋梁点検研修に本会から講師(原 幹夫 副会長、山川 博樹 幹事ら)6名を派遣。
今回は、福井県道路メンテナンス会議の研修会の一環として行われ、福井県内の県市町職員を中心に約70名程度が参加された。
鉄筋探査の実習や超音波による測定を実構造物(橋梁下部工)で実施し、非破壊検査技術を中心に学んで頂いた。
コンクリート診断士受験対策セミナーを開催・講師を派遣
(コンクリート診断士の受験者支援、(公財)福井県建設技術公社との協働)
日時: |
四択対策…平成26年5月24日(土)13時15分〜 |
会場:
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福井県中小企業産業大学校
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主催:
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公益財団法人福井県建設技術公社
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後援:
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福井県コンクリート診断士会
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毎年恒例となっているコンクリート診断士受験対策セミナーを本年度も開催。
例年通り、四択対策、小論文対策のそれぞれについて、模擬試験ならびに模擬試験の解答解説を行った。今回も、県外からの参加者があり、当セミナーがコンクリート診断士の受験者に定着しつつあるようである。
今年も、当セミナーの受講者から多くの方に合格してほしい・・・。
鋼橋の維持管理と橋梁の文化史、そしてこれからの維持管理に関する研修会
(第57回研修会)
日時: |
平成26年6月24日(金)15時10分〜 |
会場:
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福井県国際交流会館
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主催:
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福井県コンクリート診断士会
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内容:
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@講演 「鋼橋の腐食損傷事例と県下橋梁の付着塩分量」 |
平成26年度の定期総会にあわせて、地元のお二人の講師をお招きし、「鋼橋の腐食損傷事例と県下橋梁の付着塩分量」、「古代から近代の橋の文化史、そして維持管理の時代へと」というテーマでそれぞれご講演を頂いた。
福井大学の鈴木啓悟先生からご講演を頂いた「鋼橋の腐食損傷事例と県下橋梁の付着塩分量」では、鋼橋の劣化の事例を説明頂いたほか、凍結防止剤による塩分の付着状況を福井県内の実データをもとに詳しく解説頂いた。
また、福井工業大学の谷脇一弘教授からご講演を頂いた「古代から近代の橋の文化史、そして維持管理の時代へと」では、古代メソポタミア時代から始まる橋の変遷の歴史を詳細に解説頂いた。これにあわせて、福井県と富山県の橋梁長寿命化修繕計画の紹介と両者の比較を行って頂くとともに、現状の課題についてもご示唆を頂いた。
いずれの講演も、我われにとって非常に有意義な内容で、今後のこの会の活動や業務に役立つ技術情報を得ることができる機会となった。