福井県コンクリート診断士会

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令和6年度の活動



第139回研修会「令和6年度技術交流会」
 ~会員によるコンクリート診断事例の発表~

活動の記録
日時 令和6年8月9日(金)14時00分~
会場 鯖江市嚮陽会館 2階大会議室
主催 福井県コンクリート診断士会
内容
①ふくいの空から県民を守るドローン防災事業について
(福井県土木部土木管理課 朝井 範仁 氏)
②水中ソナーを用いた河床洗堀調査の事例
(ベルテクス(株) 玉瀬 久歳 氏)
③道路橋コンクリート床版補修設計の事例
((株)帝国コンサルタント 上田 哲也 氏
④建設後54年経過したPC構造横断歩道橋の撤去工事と解体調査
((株)日本ピーエス 天谷 公彦 氏)
⑤新技術工法の開発と取り組み
(リバークル(株) 江波 清隆 氏)
 毎年恒例の技術交流会を開催。この技術交流会は、会員自らの実務における診断業務等の経験や内容を発表頂き、技術の向上を図るとともに、会員間の相互の技術交流を促進する目的で毎年開催している。今回も、調査から設計、施工に至るまで多岐にわたる興味深い内容の発表があり、活発な意見交換をして頂いた。
 夏真っ盛りの暑い最中での開催であったが、多くの会員が出席し、異業種間での技術交流を深める貴重な機会となった。これからもこの事業を継続させたい。
 発表者の方々へ、ご発表ありがとうございました!! m(_ _)m

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第138回研修会

活動の記録
日時 令和6年6月14日(木)15時15分~
会場 福井県国際交流会館 地下1階多目的ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
内容 講演
「コンクリート中での鉄筋腐食を防ぐ斬新な混和材の開発~微生物や茶カテキンの活用」
(講師:静岡理工科大学 理工学部 土木工学科 教授 西田 孝弘 氏)
 会の第138回目の研修は、静岡理工科大学教授の西田孝弘氏にご講演を頂いた。
西田先生の研究は、微生物の力を利用してコンクリート中の鉄筋腐食を防ぐという斬新なもの。鉄筋腐食とは酸化還元反応であり、どちらかの反応を抑えれば良いこと、基礎となった海水練りの知見、海外との共同研究での抗酸化作用の気づきなど、斬新な発想の基には化学的根拠があり、それらをフランクな語り口でわかり易く説明して頂いた。
 土木に進んだものは、往々にして化学が苦手ということはよくある話(私だけ?)。しかし、コンクリートの調査診断や補修技術のスタンダードを鵜呑みにするのではなく、化学の知識の必要性を改めて実感した次第。大変有意義な講演であった。

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令和6年度定期総会

活動の記録
日時 令和6年6月14日(木)14時00分~
会場 福井県国際交流会館 地下1階多目的ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
議事 第1号議案 令和5年度 事業報告ならびに収支決算
第2号議案 福井県コンクリート診断士会 会則の改正
第3号議案 令和6~7年度期 役員の改選
第4号議案 令和6年度 事業計画ならびに収支予算
報告 日本コンクリート診断士会 第15回定時総会について
 令和6年度の定期総会を開催。昨年度の事業報告や収支決算、今年度の事業計画や収支予算、会則の改正と役員の改選の審議が行われ、すべての議案が承認された。また、日本コンクリート診断士会第15回定時総会の報告が行われた。
 役員の改選では、幹事・監査役に新たに7名が選任。そして20周年事業の大役を無事に終えた山川会長が退任し、柴原新会長が選任された。「地域のコンクリート構造物の維持管理は、地域のことをよく知るコンクリート診断士が中心となって担っていく」という基本理念のもとに新たな体制がスタート。

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新手取川橋現場見学会

活動の記録
日時 令和6年6月6日(木)10時50分~
会場 中日本ハイウェイエンジニアリング名古屋金沢支店 新手取川橋工事PR館
主催 福井県コンクリート診断士会
内容 新手取川橋工事の現場見学
 令和6年度のスタートは現場見学会。鳥居和之名誉教授(金沢大学)の取り計らいで新手取川橋工事を見学できることに。PR館にて人数制限があるため、会員の皆様には後ろ髪を惹かれる思いもありつつ、幹事のみでの開催となった。
 はじめに、中日本ハイウェイエンジニアリング名古屋金沢支店にて、新手取川橋工事の概要について説明を受け、その後、新手取川橋工事PR館へ移動、館内を案内員の方に丁寧かつ非常にわかり易く説明頂いた。
 手取川橋は1979年の開通から50年が経過し、非常に厳しい塩害環境による劣化が顕著。このリニューアル工事では、床板だけでなく橋桁すべてを取り換えるが、周辺の希少生物に配慮が必要であり、なんと既設橋上で撤去と新橋の架設を行う。これまで培った知見と技術と知恵が結集した工事である。
 本会はいわば地域のインフラに係わる技術者の架け橋。リニューアル工事のキャッチフレーズ「新しく、強く、進化する。」のごとく活動していきたい。(ちょっと意味深?)

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