福井県コンクリート診断士会

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令和5年度の活動

令和5年度オープンセミナー(第137回研修会)

活動の記録
日時 令和6年3月8日(金)15時00分~
会場 福井県国際交流会館 地下1階多目的ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
共催 公益財団法人福井県建設技術公社
内容 「北陸新幹線敦賀開業と今後の展望」
(講師:独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
北陸新幹線建設局 技術管理部 技術管理課長 石川 大輔 氏)
 毎年恒例のオープンセミナーを開催。研修会としては137回目。来る3月16日(土)、いよいよ北陸新幹線「金沢駅-敦賀駅間」が開業。そこで今回は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構 北陸新幹線建設局の石川 大輔 氏をお招きし、「北陸新幹線敦賀開業と今後の展望」というテーマで講演を頂いた。
 整備新幹線の歴史から北陸新幹線の概要、主構造物に採用された技術と地震対策、さらにASR対策と多岐にわたる内容を非常にわかり易く説明して頂いた。我々にとっても有意義な情報と知見を得ることが出来た。
 繰り返される災害から学び、課題解決を積み重ね、安全で安心なインフラを構築することは、我が国の未来の発展に不可欠。技術的な革新だけでなく、社会的な協力も重要だ。私たちの会には、この使命がある。

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劣化事例を見ての対策検討討論会(グループミーティング)(第136回研修会)

活動の記録
日時 令和6年1月17日(水)14時00分~
会場 鯖江市嚮陽会館 大会議室
主催 福井県コンクリート診断士会
内容 劣化の原因推定、調査方法、対策工法
① 数名のグループに分かれ、設問に対してグループミーティング
② グループミーティング結果の発表、模範解答の説明、全体討議
 今回の研修会は討論形式。一昨年度から開催しており今回で3 回目である。会の行動指針にも示されている「コンクリート診断士としての技術と資質の向上」を目的として開催した。
 この研修では、会員の技術の向上を図ることはもちろん、劣化事例を題材にグループミーティングを行うことで会員間の相互の技術交流を促進される。設問に対しては、劣化原因の推定、それを特定するための調査方法、劣化への対策工法を各グループから発表いただいた。
グループミーティング、全体討議は活発に行われ、ベテラン会員たちが若手会員の説明に「なるほど~」と感嘆する場面も。 本会の若手会員の能力の高さと、学び続ける姿勢の大切さを感じることが出来た。

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吉野瀬川ダム建設現場 見学会(第135回研修会)

活動の記録
日時 令和5年11月27日(月)13時30分~
会場 吉野瀬川ダム
主催 福井県コンクリート診断士会
内容 吉野瀬川ダム 建設現場の見学
 会の第135回目の研修は、吉野瀬川ダム 建設現場の見学。
 はじめに、吉野瀬川ダムの概要と整備効果について現場事務所にて説明を受け、その後、現在工事中の現場を歩いて見学。ダム堤体は20m程打ち上がっており、 露出する岩盤、稼働中のタワークレーンやコンクリート製造関連設備と見どころ満載。会員間の議論も活発になり、 講師である吉野瀬川ダム建設事務所の職員の方や施工者の安藤ハザマの社員の方に質問をした。
 吉野瀬川流域では、過去に豪雨災害などによって多くの被害を受けており、これらの洪水被害の軽減などを目的として、吉野瀬川ダムの建設が現在進められている。 また、このダムには河川環境・機能の維持といった渇水対策の効果も期待される。
 北陸特有の冬の天気が続く中、当日は晴れ間に恵まれた。ダムは水を貯めるだけでなく、流域河川へ水を流すことで河川環境を維持する。我々も得た知識を活用し、 より良い社会インフラの維持に貢献したい。

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福井県コンクリート診断士会 設立20周年 記念式典

活動の記録
日時 令和5年11月13日(月)13時30分~
会場 福井県県民ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
内容 記念式典
①開会の挨拶
福井県コンクリート診断士会 会長 山川博樹
②来賓祝辞
国土交通省 近畿地方整備局 福井河川国道事務所 事務所長 橋本亮 氏
福井県土木部 理事 田中克直 氏
一般社団法人日本コンクリート診断士会 会長 橘高義典 氏
③設立から20年のあゆみ
福井県コンクリート診断士会 幹事 石川裕夏
④記念表彰
最高出席率賞 福井県コンクリート診断士会 正会員 宮本克彦
最多講演賞  福井県コンクリート診断士会 監査役 出口一也
⑤閉会の挨拶
福井県コンクリート診断士会 副会長 江波清隆
 当福井県コンクリート診断士会の設立20周年を記念して、記念式典を開催。
 来賓として、国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所の橋本亮事務所長、福井県土木部の田中克直理事、 日本コンクリート診断士会の橘高義典会長に出席頂き、本会の重要性と更なる活躍にエールを頂いた。
 冒頭に山川会長が、「地域のコンクリート構造物の維持管理は、地域のコンクリート診断士が担う」と基本理念を強調し、 地域社会の発展、安全・安心に寄与していく決意を示した。また、2004年3月の本会設立から今日までの20年のあゆみを石川幹事が紹介。 記念表彰では、宮本氏の最高出席率と出口氏の最多講演数を称えた。

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福井県コンクリート診断士会 設立20周年 記念講演会

活動の記録
日時 令和5年11月13日(月)14時30分~
会場 福井県県民ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
共催 公益財団法人福井県建設技術公社
内容
①記念講演 その1
「市町村の道路橋に対する効率的メンテナンスへの挑戦」
講師:金沢工業大学 教授 宮里心一 氏
②記念講演 その2
「アルカリシリカ反応(ASR)が発生した構造物の全国実態調査と北陸新幹線敦賀延伸工事でのフライアッシュコンクリートの実装」
講師:金沢大学 名誉教授 鳥居和之 氏
 当福井県コンクリート診断士会の設立20周年記念式典に続き記念講演を開催。
 設立以来、本会の活動で大変お世話になってきた鳥居和之名誉教授(金沢大学)、宮里心一教授(金沢工業大学)のお二人をお迎えし、記念講演を頂いた。
 宮里教授からは、「市町村の道路橋に対する効率的メンテナンスへの挑戦」というテーマで、喫緊の課題かつ多数の施設を有する、 市町村の道路インフラを対象に安全なサービス提供を継続するシステムを実証する取り組みについてご説明を頂いた。
 また鳥居名誉教授からは、「アルカリシリカ反応(ASR)が発生した構造物の全国実態調査と北陸新幹線敦賀延伸工事での フライアッシュコンクリートの実装」というテーマで、全国での事例を岩石学や地学の知見からわかり易く解説して頂き、 フライアッシュコンクリートの実装についても背景や経緯を踏まえご紹介を頂いた。
 両講演から、地域のコンクリート構造物の維持管理を担う我々は、これまで培ってきた地域の特性や知見、 ネットワークがより重要になることを再認識し、これからも地域社会の発展、安全・安心に寄与していく決意を新たにした。

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福井県コンクリート診断士会 設立20周年 記念祝賀会

活動の記録
日時 令和5年11月13日(月)17時15分~
会場 アオッサ3階ウェルアオッサ
主催 福井県コンクリート診断士会
内容 記念祝賀会
①乾杯の挨拶
金沢工業大学 教授 宮里心一 氏
②来賓挨拶
島根県コンクリート診断士会 松浦 寛司 会長
奈良県コンクリート診断士会 葛目 和宏 会長
石川県コンクリート診断士会 古川 博人 副会長
富山県コンクリート診断士会 森 直生 会長
③感謝状の贈呈
④余興
⑤謝辞
福井県コンクリート診断士会 会長 山川博樹
⑥講評
金沢大学 名誉教授 鳥居和之 氏
 設立20周年の記念式典、記念講演のあとは、記念祝賀会も開催。
宮里教授の乾杯の挨拶に始まり、他地区のコンクリート診断士会からの有難い祝辞を頂いた。 記念講演を頂いた鳥居名誉教授と宮里教授へ感謝状を贈呈。山川会長からの謝辞、鳥居名誉教授の講評で祝賀会を盛大に締めくくった。
 全国に先駆けて2004年3月に活動開始以来、研修会を通じて会員同士が顔と顔合わせ、交流を深めることで、会員の所属によらない フラットな関係が醸成される。これは本会の特色である。だからこそ「地域のコンクリート構造物の維持管理は、 地域のコンクリート診断士が担う」この「想い」が共有され、余興で披露された本会の会歌も心に染みるのではなかろうか。
 県外からの参加者も含め、互いに楽しく交流を深めた。多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。 また、本会の設立以来、これまでご支援、ご協力を頂いた本当に多くの皆様に心より感謝申し上げます。

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福井港丸岡インター連絡道路 現場見学会(第133回研修会)

活動の記録
日時 令和5年10月23日(月)13時30分~
会場 福井港丸岡インター連絡道路Ⅰ期区間
主催 福井県コンクリート診断士会
内容 福井港丸岡インター連絡道路 建設現場の見学
 会の第133回目の研修は、福井港丸岡インター連絡道路Ⅰ期区間の現場見学。
 はじめに、福井港丸岡インター連絡道路の概要と整備効果について説明を受け、その後、現在工事中の各構造物を歩いて見学。本区間は3.6kmあり、 会員は歩きながら構造物について議論し、今回の講師である三国土木事務所の職員の方へ質問するという研修スタイル。
 福井港丸岡インター連絡道路は福井港を起点とし北陸自動車道丸岡IC に至る延長約20kmの地域高規格道路。 この道路は、地域産業を支える福井港と丸岡ICのアクセス強化、災害時の緊急物資輸送における生命線となることが期待される。 長寿命・高耐久が要求され、橋脚のコンクリートにはフライアッシュを使用。フライアッシュの効果を確実にするための注意点や留意点の説明を受けた。
 当日は秋晴れ、ウォーキングと活発な意見交換で体も頭もじわじわと活性化され、「ポゾラン反応」のように「ゆっくり・しっかり」と知見を得る機会となった。

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令和5年度技術交流会(第132回研修会)

活動の記録
日時 令和5年8月25日(金)14時00分~
会場 福井県地域交流プラザ 研修室601BC
主催 福井県コンクリート診断士会
内容
①グラウト再注入工事の施工報告~グラウト技術の変遷を踏まえて~
(株式会社日本ピーエス 柿本 有飛 氏)
②道路施設データベースについて
(公益財団法人福井県建設技術公社 臼井 裕喜 氏)
③施工業者レベルでのコンクリート診断士業務
(北陸ロード株式会社 兼上 智博 氏)
④原子力発電所(建築・土木分野)の設計・施工について
(サカエS.C株式会社 佐々木 大樹 氏)
⑤県内補修設計事例
(株式会社キミコン 藤田 貴準 氏)
 毎年恒例の技術交流会を開催。この技術交流会は、会員自らの実務における、診断業務等の経験や内容を発表頂き、 技術の向上を図るのはもちろん、会員間の相互の技術交流を促進する目的で毎年開催している。 今回も、調査~設計~施工の多岐にわたる興味深い内容の発表、活発な意見交換をして頂いた。 日々の業務に真摯に取り組み、時にフランクに意見交換を行うことができる。これこそが、互いの知識やスキルを高められる本会の強みである。

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東京五輪に向けたチームマネジメント(第131回研修会)

活動の記録
日時 令和5年6月28日(金)15時40分~
会場 福井県国際交流会館 地下1階多目的ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
内容
講演「東京五輪に向けたチームマネジメント」
(講師:福井工業大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 教授 中垣内 祐一 氏)
 会の第131回目の研修は、2021 年の東京五輪ではバレーボール男子日本代表監督を務められ、 昨年10 月に福井工業大学の教授に就任された、中垣内祐一氏にご講演を頂いた。
中垣内先生からは、フレームワークを用いてチームの強みや弱み、目標や戦略を明確にすることの重要性や、 外国籍のプロのコーチを招集するなど「環境をつくるのが監督の仕事」であり、選手たちに自信や信頼感を持たせることに努めたことなど、 チームマネジメントについて当時のエピソードを交え、詳しく説明して頂いた。
 スポーツと社会インフラと分野は異なるが、我々コンクリート診断士もいわばチームである。 持続可能なインフラの維持管理においてチームマネジメントは必須であり、大変有意義な講演であった。

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令和5年度 定期総会

活動の記録
日時 令和5年6月28日(金)14時30分~
会場 福井県国際交流会館 地下1階多目的ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
議事 第1号議案 令和4年度事業報告ならびに収支決算
第2号議案 令和5年度事業計画ならびに収支予算
報告 日本コンクリート診断士会 第14回定時総会について
 令和5年度の定期総会を開催。昨年度の事業報告や収支決算、今年度の事業計画や収支予算の審議などが行われ、 すべての議案が承認された。また、日本コンクリート診断士会第14回定時総会の報告が行われた。
 全国に先駆けて発足した福井県コンクリート診断士会は、令和5年の今年、設立20年目を迎えた。 今後も引き続き、コンクリート構造物診断のスペシャリスト集団として技術力を発揮し、社会の持続可能な発展に貢献してきたい。

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