福井県コンクリート診断士会

Facebook

令和3年度の活動

鉄道構造物の検査・診断に関する研修会(判定会議)(第124回研修会)

活動の記録
日時 令和4年3月29日(火)14時00分~
会場 福井市地域交流プラザ研修室601ABC(アオッサ6F)
主催 福井県コンクリート診断士会
内容
①今回の取り組みと橋梁判定会および現地調査結果
  • 福井県内の鉄道事業者と今回の取り組みについて
    (福井県地域戦略部交通まちづくり課 主任 出口 一也 氏)
  • えちぜん鉄道の判定会および現地調査結果について
    (福井県コンクリート診断士会 幹事 柴原 幸)
  • 福井鉄道の判定会および現地調査結果について
    (福井県コンクリート診断士会 幹事 安本 倫章)
②パネルディスカッション「県内鉄道橋の今後の維持管理について」
コーディネーター:福井県コンクリート診断士会 会長
山川 博樹
パネラー:福井工業大学建築土木工学科 教授
谷脇 一弘 氏
福井鉄道株式会社鉄道部 部長
澤崎 幸夫 氏
えちぜん鉄道株式会社技術部 部長
西畠 修一 氏
福井県並行在来線準備株式会社企画調整 参事
森本 馨 氏
福井県コンクリート診断士会 副会長
濱岡 弘二
今回の研修会では、令和2年11月27日に本会と福井鉄道、およびえちぜん鉄道との間で結ばれた「鉄道施設の検査・診断等の支援に関する協定」を受け、 これまで実施した会議等の結果を踏まえての総括的な報告と、「県内鉄道橋の今後の維持管理について」のパネルディスカッションを実施した。鉄道構造物に関する研修は、 昨年1月28日に開催された「えちぜん鉄道の鉄道橋検査結果判定会議」、および10月1日に開催された「福井鉄道の鉄道橋検査結果判定会議」等があり、今回は3回目。
 まず、前半の「今回の取り組みと橋梁判定会および現地調査結果」では、福井鉄道、およびえちぜん鉄道との今回の取り組みについて、福井県地域戦略部交通まちづくり課の 出口氏から説明がなされ、各鉄道会社の判定会と現地調査結果について、設置環境から個別橋梁の劣化状況、損傷特徴の総括までを本会の柴原幹事、安本幹事が報告した。
また、後半に行われたパネルディスカッションでは、福井県並行在来線準備株式会社(愛称ハピライン)の森本氏がパネラーとして加わり、「予算や人材の問題」、 「日々の点検の中でできること」、「いかに県民の鉄道をまもるか」等について、活発な議論が行われ、講評では、谷脇教授から素敵なお言葉も頂き、とても有意義な研修会となった。
※お言葉の内容ですが、聞き惚れてしまい、メモを失念しました。ごめんなさいm(_ _)m

⇐ 一覧へ戻る



令和3年度オープンセミナー(第123回研修会)

活動の記録
日時 令和4年3月11日(金)14時00分~
会場 福井県国際交流会館 地下1階多目的ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
共催 公益財団法人福井県建設技術公社
内容
講演1
「NEXCO西日本の橋梁」
(講師:西日本高速道路株式会社 技術本部 技術環境部 構造技術課 大城 壮司 氏)
講演2
「コンクリート工のDX -「生コン情報電子化」の社会実装と電子化された情報の活用による生産性と品質の向上事例-」
(講師:大成建設株式会社 土木本部 土木技術部 大友 健 氏)
 17回目となる毎年恒例のオープンセミナーを開催。今回は、西日本高速道路株式会社の大城壮司氏と、大成建設株式会社の大友健氏をお招きし、 それぞれご講演を頂いた。
大城氏からは「NEXCO西日本の橋梁」というテーマで講演を頂き、橋梁の計画・設計から新技術の活用やそれらの確認実験、そして、これからの維持管理・保全を踏まえた大規模更新を分かりやすく ご説明いただいた。コンクリート診断士というインフラに関わる技術者として、持続可能な維持管理・保全に対す責任と、「いつまでも美しく良好な景観を維持する」という志を再認識することができた。
 また、大友氏からは、「コンクリート工のDX-「生コン情報電子化」-」というテーマで講演を頂き、IoTやAI技術を活かした無人化・効率化による生産性と品質の向上事例と 社会実装に向けた活動をご紹介いただいた。構成されたコンソーシアムには、様々な団体が参加しており、DX「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」 の実現が着実に進んでいることを学ぶことができた。

⇐ 一覧へ戻る



コンクリート構造物の調査実習研修会(第122回研修会)

活動の記録
日時 令和4年2月25日(金)14時00分~
会場 旧敦賀美方消防組合消防庁舎
主催 福井県コンクリート診断士会
内容
①旧敦賀市庁舎の解体工事の概要説明、現場見学
講師:道端組・安田建設JV 青木所長
②コンクリート構造物の調査実習
講師:福井県コンクリート診断士会幹事団、AC構造検査、M・T技研
③庁舎屋内と屋外での中性化進行状況の違いの検証実務
講師:福井県コンクリート診断士会幹事 嶋瀬敬佑
 道端組・安田建設JV様のご協力により、解体工事が行われている旧敦賀市庁舎および旧消防庁舎において、実構造物を用いた調査実習研修会を開催した。
今回の研修会では、まず工事概要についての説明を聞いたのち、実際の現場を見学。その後、参加者の皆さんに、鉄筋探査・コア採取・ドリル法による中性化試験・超音波法による コンクリートの伝搬速度測定などの調査を、実際に体験していただいた。
中でも、ほとんどの参加者がこれまで実際に見たことがない「X線によるコンクリートの内部探査」のコーナーでは、X線装置やその仕組み、コンクリート内部の画像に参加者は興味津々の様子であった。
多くの参加者にとって初めての体験であったが、インフラメンテナンスの実務における、調査の基本技術や留意点について理解ができた、大変貴重な研修会となった。

⇐ 一覧へ戻る



劣化事例を見ての対策検討討論会(グループミーティング)(第121回研修会)

活動の記録
日時 令和3年12月24日(金)13時30分~
会場 福井市地域交流プラザ 研修室 601ABC (アオッサ6F)
主催 福井県コンクリート診断士会
内容 ひび割れの原因推定、補修工法、発生させない対策(品質確保)
① 数名のグループに分かれ、設問に対してグループミーティング
② グループミーティング結果の発表、模範解答の説明、全体討議
 今回の討論形式は、本会としても新たな取り組み。県内のコロナウイルス感染は収束の兆しが見られるが、受付時の検温、体調チェック等の感染対策をしっかり行った上で、対面で実施。
 この研修会は、劣化事例を題材に、グループミーティングを行い、会員の技術の向上を図るのはもちろん、会員間の相互の技術交流を促進する。 初めての試みであったが、調査~設計~施工、管理の多岐にわたる観点から、本音ありの活発な討論・意見交換をして頂いた。
この取り組みは今回のみで終わることなく、研修内容を徐々にレベルアップをしていき、継続的に開催を予定。グループミーティング、全体討議の様子は、まさに情熱年齢が若々しく、 これからも会員の皆様と一緒に技術と資質を向上していきたいと改めて感じた次第である。

⇐ 一覧へ戻る



橋梁の老朽化対策に関する学生向け学習会

活動の記録
日時 令和3年11月18日(木)9時00分~
会場 独立行政法人国立高等専門学校機構 福井工業高等専門学校
(講義)本館棟 1 階 B-Labo
(実習)実習フィールド(福井工業高等専門学校 敷地内)
主催 福井県道路メンテナンス会議
内容 ①道路の老朽化対策について(30分)
講師:福井河川国道事務所 福島副所長
②福井県のコンクリート構造物の劣化について(25分)
講師:福井県コンクリート診断士会 会長 山川 博樹
③鋼橋の劣化特性について(25分)
講師:福井工業高等専門学校 宮川特命助教
④打音調査や非破壊検査試験などの実習
講師:福井県コンクリート診断士会 監査役 出口 一也 ほか
 今年で6回目となる学生さん向けの現場学習会を開催。今回は、福井大学の工学部建築・都市環境工学科の、 学部3~4年生38名と、福井工業高等専門学校の環境都市工学科の、5年生40名の方に参加頂いた。
学習会は例年同様、講義と実習の2部構成。最初に行われた講義では、道路の老朽化対策やコンクリート構造物の劣化、 鋼橋の劣化特性の説明を福井河川国道事務所の福島副所長、本会の山川会長、福井工業高等専門学校の宮川特命助教が行い、 福井県内で生じている劣化の現状の理解を深めて頂いた。
その後、学科棟横に設置されている、他府県で撤去された実物の橋梁を用い、「打音検査やひび割れ調査の実習」、「非破壊検査機器による鉄筋の配筋状況やかぶりの測定の実習」、 「超音波伝播速度測定の実習」、「ASRゲルステイン法の実習」、「中性化試験の実習」を順に行って頂き、コンクリート構造物の維持管理について、実務体験をして頂いた。
実習で行った打音検査や非破壊検査などは、多くの学生さん達にとって初めての体験であったが、インフラメンテナンスの実務について、認識を新たにして頂く大変貴重な機会となった。

⇐ 一覧へ戻る



鉄道構造物の検査・診断に関する研修会(判定会議)(第120回研修会)

活動の記録
日時 令和3年10月01日(金)13時30分~
会場 福井県国際交流会館 多目的ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
内容 ①鉄道構造物の検査等について
(講師:福井県地域戦略部交通まちづくり課 主任 出口 一也)
②福井鉄道㈱ 鉄道橋検査結果判定会議
メンバー:福井工業大学 谷脇教授
福井県建設技術公社 臼井主任、山内企画主査
福井鉄道㈱鉄道部 澤崎部長、赤川次長
福井県コンクリート診断士会 正会員
 今回の研修会では、令和2年11月27日に、本会と福井鉄道、およびえちぜん鉄道との間で結ばれた、「鉄道施設の検査・診断等の支援に関する協定」の締結を受け、 鉄道構造物の検査等について研修するとともに、福井鉄道の鉄道橋検査結果判定会議を実施した。鉄道構造物に関する研修は、令和3年1月28日に開催された研修会に続き2回目。
 まず、前半の鉄道構造物の検査等についての研修では、福井県内の鉄道の状況、鉄道構造物の維持管理に関する基準や関係法令、検査および判定に係る評価基準等について学んだ。
 また、後半に行われた判定会議では、まず福井県交通まちづくり課の出口主任より、福井鉄道に関しての歴史や概要の説明が行われた。 その後、福井鉄道において実施した鉄道橋健全度の評価結果について、その内容に問題がないか等を議論した。会議では、多数の意見や質問が谷脇先生や会員から出され、 福井鉄道の職員の方々が回答するスタイルで、活発な議論が行われ、とても有意義な研修会となった。
 参加者数は、福井県地域戦略部、および福井鉄道の職員の方も含め30名。

⇐ 一覧へ戻る



令和3年度技術交流会 ~会員によるコンクリート診断事例の発表~(第119回研修会)

活動の記録
日時 令和3年8月27日(金)13時30分~
会場 福井県国際交流会館 多目的ホール
主催 福井県コンクリート診断士会
議事
① 排水機場の変状と補修設計事例
(株式会社サンワコン 米澤 美奈子 氏)
② 排水機場ピットの耐震・補修方法の検討
(日光産業株式会社 木村 和則 氏)
③ 画像処理を用いたトンネル点検新技術
(株式会社帝国コンサルタント 佐々木 郁夫 氏)
④ i-Construction新幹線工事におけるプレキャスト化
(株式会社道端組 山口 訓久 氏)
⑤ 骨材の岩種とASRの関係に関する調査事例
(京福コンサルタント株式会社 田村 英己 氏)
⑥ 橋梁点検発注者支援業務について
(公益財団法人福井県建設技術公社 山内 義康 氏)
 毎年恒例の技術交流会を開催。コロナウイルス感染対策として受付時の検温、体調チェック、発表者マイクの消毒、会場内での座席間のスペースを空ける等を実施。
 この技術交流会は、会員自らの実務における、診断業務等の経験や内容を発表頂き、技術の向上を図るのはもちろん、会員間の相互の技術交流を促進する目的で毎年開催している。 今回も、調査~設計~施工の多岐にわたる興味深い内容の発表、活発な意見交換をして頂いた。
 コロナの影響によりオンライン形式が普及し、研修・講習の利便性向上というメリットがある一方で、会員間の交流においてのデメリットは否めない。 休憩時間等での会員間の交流や、発表者のコンクリート診断士としての熱意を直接感じることができ、「やはり直接会うことは大事だなぁ~」と実感した次第である。
m(_ _)m 発表者の方々へ、ご発表ありがとうございました!! m(_ _)m

⇐ 一覧へ戻る



令和3年度 定期総会

活動の記録
日時 令和3年6月25日(金)14時00分~
会場 オンライン(Web会議)方式
主催 福井県コンクリート診断士会
議事 第1号議案 令和2年度 事業報告ならびに収支決算
第2号議案 令和3年度 事業計画ならびに収支予算
報 告 日本コンクリート診断士会 第12回定時社員総会について
 新型コロナウイルスの感染防止に対応するため、昨年同様に本年度の総会もZOOMを用いたオンラインによる開催となった。 令和2年度の事業報告や収支報告、令和3年度の事業計画や事業予算の審議が行われ、議案はすべて承認された。また、日本コンクリート診断士会第12回定時総会の報告が行われた。
 その後 新会員の自己紹介が行われ、歓迎の笑顔と拍手が送られた。Web会議では発言者以外はミュートにすることから音は聞こえないが、 本会のアットホームな雰囲気は伝わったのではないだろうか、いや伝わったはずだ!
今回は、山川会長が画面から消えるイリュージョン?もなく、円滑にオンライン総会を終えることができた。
 m(_ _)mこれから厳しい暑さが続きますが、ご自愛専一にご精励くださいm(_ _)m

⇐ 一覧へ戻る



色浜トンネル工事現場見学会 (第118回研修会)

活動の記録
日時 令和3年6月4日(金)13時30分~
会場 色浜トンネル工事現場
主催 福井県コンクリート診断士会
内容
①色浜トンネル工事 概要説明
②新設コンクリートの品質向上技術について説明
③色浜トンネル工事 工事現場見学
 会の第118回目の研修は、色浜トンネル工事現場を見学。
 はじめに、工事現場にて工事概要と新設コンクリートの品質向上技術について、塩浜工業・畑建設 特定建設工事共同企業体の笹山所長、および内藤副所長から説明を受けた。
 その後、覆工コンクリートが完成している起点側から各工程を遡るようにして終点側へと現場を見学。各工程を時系列で確認できたことで、会員の理解も深まり、 施された品質向上の技術についての質疑応答も活発なものとなった。
 敦賀半島には複数の原子力関連施設があり、色浜トンネルは災害発生時の避難道路としての重要インフラの一部を担う。そのため、高耐久・長寿命が求められ、様々な品質向上の工夫が施されている。 まだ工事中であるものの、写真からもわかるように、入念かつ丁寧に施工されたコンクリートは非常に美しい・・・。難しいことは忘れて「あれは良いものだ」と口にしたくなる程である。
 当日はあいにく雨天であったが、現場周辺は海岸や砂浜がとても綺麗である。工事完成後に現地を訪れる際には、自然だけでなく、色浜トンネルの覆工コンクリートも堪能して頂きたい。
m(_ _)m通行の妨げにならないよう注意して下さいねm(_ _)m

⇐ 一覧へ戻る